家の話

マイホームを建てて後悔した人が経験談を語る

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一般の方にとってマイホームを購入することは、大きな目標になると思います。

マイホームを手に入れることはできたけれども、失敗した・後悔しているという意見も工務店を経営しているとたびたび耳にします。

マイホームを建てて後悔したという人の体験談をいくつか紹介して、皆さんが失敗しないためのヒントにしてみてください。

家は三度建てなければ満足するものができない! ?

こんな言葉を聞いたことがあるでしようか。

もちろん一生のうちに三度も家を建てる人はそうそういません。

ほとんどの方が一度か、一握りの方がニ度建てるぐらいです。

この言葉はつまり、「家づくりに後悔があるのは当たり前なのだから、完璧を目指すな」という若干あきらめを含めた意味です。

特に年配の方はよくそのような言い方をします。

が、安心してください。そのような言葉ができたのは、情報源が近所の知人の話だけだった頃のことです。

今はテレビや雑誌、インターネットなど、ありとあらゆる媒体で情報を得ることができます。

今あなたがしているように、他の方の経験を事前にリサーチし、自分たちの家づくりでは同じ失敗をしないように対策することができるのです。

三度なんて悠長なことは言っていられません。一生に一度の家づくり、後悔しないために実際に家を建てた方の「こうしておけばよかった」を見ていきましよう。

多いようで少ない【間取りに関する後悔】

パソコンやスマホで「家づくりの失敗談」を検索すれば、たくさんの情報が出てきます。

まず、中でもよく目に留まるのは間取りに関する失敗談です。

「開放的なキッチンにしたら、来客時に散らかった水回りが丸見えて慌てた。」

「大きな小屋裏収納を作ったけど、ハシゴで重い荷物を上げるのは大変。」

「こどもの昼寝用に和室をつくったけど、すぐに成長して使わなくなり結局物置に。」

間取りに関する後悔の特徴は、図面(間取り図)には表れにくい点ということです。

訪問者の“目線”や、荷物の“重さ”、家族の“成長”などは、図面には表記されていないので、実際に住

んでみて初めて気付くということがしばしばあります。

ただ、間取りに関する後悔というのは、統計をとった割合では実はそんなに多くはありません。

間取りに関する後悔は設計者の腕次第で回避することができるからです。

初めて家を建てる方にはイメージしにくいことでも、過去に何度もお客様の家を建てている設計者なら、住まい手が後悔している点なども経験上理解しアドバイスしてくれます。

注文住宅の場合、何となく要望を伝えて間取り図を作ってもらうことから始まり、おおよそ気に入れば契約、さらにそこから詳しい打ち合わせを重ねます。

少ない方でも3回以上、多い方であれば10回ほど打ち合わせをし、細かい部分まで設計士と熟考を繰り返します。

そのため、住んでから「思っていたのと違った」というのが意外に少ないのです。

もしあなたが、雑誌やインターネットで間取りの失敗談が一番目に留まる、と感じているならば、それがあなたにとって一番興味のあることだからです。(読者の興味に合わせて編集者がポリュームを大きくしている要素もありますが。)

逆に言うと、一番興味をもってたくさん情報を仕入れているので、その分失敗も起こりにくいと言えます。

間取りの失敗談1「リビングにこだわりすぎて後悔」

マイホームを建てるならリビングは広く取りたい!と考えていました。

リビングは家族が集まる場所だし、いつもいる場所だから一番快適にしたいと思い、南側に12帖分とりました。

敷地に余裕がなかったので、リビングを大きくする分夫婦の寝室は6帖に。ハウスメーカーの方には6帖では狭いと言われましたが、アパートでは6帖で十分寝られていたので狭さは気にしませんでした。

しかし、私たち家族とほぼ同時に家を建てた友人の家に遊びに行ったときのことです。夫婦の寝室にテレビや冷蔵庫、ソファを置いて、セカンドリビングのようにしていたのを見たとき、自分たちもそうすれば良かった、と後悔がふくれあがってきました。

実際に12帖のリビングは広すぎて一部は完全に物干し場になっているし、日中は家族みんな仕事や学校で外出するので陽が当たっていることすら空しく感じるようになりました。

間取りの失敗談2「玄関はただの通り道だから小さく…で失敗

 

第1子妊娠中にマイホームを建てました。

「玄関は家に入るためのスペースなので必要最小限あればいいや」とあまり気にしずに間取りを決めたのですが、実際に子どもが生まれるとびっくりするぐらい玄関回りに置きたいものがたくさん出てきました。

ベビーカーぐらいは予想していましたが、子どもの靴はすぐに汚すからどんどん増えていくし、屋外用の遊具や通園バッグ、冬のコートなど、夫婦二人なら身軽に動けば済む話しなのですが、小さいこどもがいると玄関に全部置いておけるほうが断然便利だと思います。

その上主人がゴルフを始めたので、ゴルフバッグや棚に入りきらない靴で玄関はいつも散らかっています。

玄関だけが前のアパートのままのように雑然としていて、家の顔なのに一番失敗したなと後悔しています。

間取りの失敗談3「家事動線が途中で切れていた!?

マイホームを建てるにあたって、家事動線は重視しなければいけないということはよく知っていました。

なので雑誌などでキッチンと洗面室が多い間取りを中心に探してまねをしました。

しかし、マイホームで生活を始めてみると、キッチンから脱衣所、洗面所への動線は近くて便利なのですが、洗濯物干し場を2階のベランダにしてしまったのが失敗でした。

水に濡れた重い洗濯物をカゴいっぱい2階まで運ぶのが大変です。

しかも2階には特に家事室も和室もなく、仕方なく取り込んだ洗濯物は寝室のベッドの上で畳んでいますが、私は畳に座ってテレビを見ながら洗濯物を畳むのが好きだったので、ベッドの上での作業に慣れません。食後の家族団らんの時間に一人で寝室にいるのも寂しいです。

かと言って取り込んだ洗濯物を1階まで運んで、畳んだものをさらに2階に運んで、とすると余計に動線が長くなるし。。

もっと家事をするときの動きを最後までシュミレーションするべきでした。

「困ったなあ」では済まされない【お金に関する後悔】

次に、間取りと同じぐらい情報が多いのが、お金に関する後悔です。

「オプションを付けすぎて予算を200万円もオーバーしてしまった。」

「ローンの他に固定資産税やメンテナンス費用がかかるのを忘れていた。」

「共働きの予定でローンを組んだのに、第ニ子を妊娠して妻の収入か無くなった。」

これらの失敗の原因は2パターンです。

資金計画を甘く考えて素人が独断で進めてしまったか、相談相手を間違えたか、のどちらかです。

間取りとは違い、お金の失敗には“諦める”という選択肢はありません。

ローンの返済が苦しくなると家庭がぎくしゃくしたり、最悪の場合マイホームを手放さなくてはいけなくなったりする場合もあります。

住宅のお金に関する話はとても奥が深く多義に渡り、さらに家庭や地域の状況によって異なるので、後悔しないためにああしましよう、こうしましようとは深くお話しはしません。

ただ一言、支払いや正式契約の前に、必ず信頼できるプロに相談しましよう、これに尽きます。

お金に関しては慎重に検討する方が多く、相談窓口もたくさんあります。

一般的なのはファイナンシャルプランナーや銀行の住宅ローン窓口などですが、最近では住宅会社の担当者が住宅ローンアドバイザーという資格をもっていることも珍しくありません。

ただし、相談相手選びには注意しなくてはいけません。相手もボランティアではないので、それぞれの利益になるための提案を出してくる可能性があります。

信用できる相手かどうかを確認するためにも、できれば1人ではなく2カ所以上で話を聞いてみることをお勧めします。

お金の失敗談1「司法書士の手数料相場なんて知らない!

登録免許税は減税制度を利用すれば0.1%になるのを知っていたので、借入額2500万円に対し2万5千
円と計算していました。

ところが銀行から20万円近い金額を言われ、聞いたら司法書士の手続き代行手数料だとか。

痛手ではあるけど仕方がないと思って支払いましたが、その後別の銀行で住宅ローンを組んだ友人に聞いてみたら、なんと代行手数料は3万5千円だったとか!
急に20万円が惜しくなりました。
ただ、事務手数料は友人のほうが多かったので、そっちに上乗せされていたのかもしれません。

お金の失敗談2「団信についてよく知らなかったばかりに…

住宅ローンを組む際に、妻と一緒に家計簿とにらめっこしながら徹底的に返済額を話し合いました。その上で絶対にここまで!という借入額を計算し、その予算内で家を建てることに。
ただ、実際に見積もりをしてみると思った以上にオーバーしてしまい、泣く泣く要望を削っていきました。
妻は気に入っていたハイタイプのリビングドアを、私はビルトインガレージを諦めました。
ところが、住宅ローンの返済が始まってから、よく考えたら団信に加入したのだから生命保険はいくつか解約できるよね、と気づき、実際にやってみたら月々2万円以上も家計に余裕ができました。

今はリフォーム目指してその2万円を貯蓄していますが、こんなことなら最初にビルトインガレージ付けたかった!

【家電や土地などに関する後悔】

間取りやお金以外にも、家づくりの失敗談はさまざまあります。

「コンセントの位置が悪く、足りない場所や使えない場所がある。」

「奮発してビルトイン食洗機を付けたけどほとんど使わない」

「庭を道路側につくっておけば将来駐車スペースに変更できたのに。」

このような失敗をしないためにあなたができることは、打ち合わせの際に、実際の生活のイメージを徹底的に膨らませることです。

まずは頭の中で引っ越しをして家具や家電をすべて新居に置くことから始まり、次に実際に生活する様子を想像します。

料理を作る時はどんな家電を同時に使うのか、掃除機をかけるときはどのコンセントを使うか。

さらに、10年後、20年後と将来の生活もイメージします。

プールや滑り台が置ける広い庭は、こどもが成人する頃どんな様子になっているか。

家庭菜園を楽しむのか、駐車場に造り替えるのか。

このイメージは家族ごとにそれぞれ違います。

そのため、いくらプロの設計士でも一概に正解案を提示することができません。

そのため失敗談も様々ありますが、逆に言うとこれこそが注文住宅の醍醐味でもあり、どちらかと言うと満足度を上げていくボイントになります。

家電の失敗談1「延長コードだらけのマイホーム

コンセントは多いほうがいいと思って、よく使うキッチンやテレビ台回りにたくさん付けてもらいました。

ただ、ダイニングやリビングのことはあまり考えておらず、鍋をするときやスマホを充電しながら使うときは延長コードを利用しています。

最初は使うときだけ延長コードを出していたのですが、頻度が多くなるとそれも面倒になり、今では出しっ放しです。

その上ひっかかると危ないのでテープで床に留めているので、なんだか新居なのに雑然としています。

土地の失敗談1「車がマンホールを踏む音が響く

土地の下見に行ったときに、狭い道の割に交通量が多いことは気付いていました。

大通りへの抜け道になっているようで、夜でも車が通ることはある程度覚悟していましたが、我が家は小さい子どももいないから安全上の心配もないし、暴走族が爆走できるような幅のある道でもなかったので、大丈夫だろうと高をくくっていました。

しかし、思わぬ落とし穴はマンホールでした。

入居してすぐ、2階の寝室で寝ていると車が通るたびに我が家の目の前にあるマンホールがガコンガコンと鳴り、そのたびに目が覚めます。

工事中にも何度も見に来ていたのですが、昼間しか来たことがなかったせいか気付きませんでした。

実は最も後悔度が高い【断熱性能に関する後悔】

家づくりには色々なステップがあり、後悔の事例もそれぞれの分野ごとにあります。

では、実際に一番後悔が多いのはどの分野なのか、家づくり経験者828名に対する意識調査を実施し統計をとった結果、意外にも「断熱性能に関する後悔」が一番多いことが分かりました。

(引用:家づくり見える化プロジェクトsupported byAclear)。

注文住宅を建てるときに施主が検討しなくてはいけないことはたくさんありますが、その中に「断熱性能」を思い浮かべる方はほんの一握りです。

多くの方は「住宅ローン」や「間取り」、「キッチンなどの設備」「インテリア」「外観」といったあたりを意識しています。

 

断熱性能ってあんまり興味が無いし…と思われた方こそ要注意です!

そう考える方が多いからこそ、後悔度が上位になっているのです。

「寒い」「暑い」「うるさい」「ジメジメする」などの不快感は、生活をする上で常につきまとうものです。

家を建てる前にはほとんど検討しないのに、実際に暮らすとなると日々の生活に直結してくるため、他の分野に比べ後悔度が高くなりがちです。

断熱性能の失敗談1「冬温かい家にしたばかりに

前に住んでいたアパートがあまりにも寒かったので、マイホームは絶対に全室南向きでお日様がたっぷり入る大きな窓!と決めていました。

しかし生活してみると、冬は暖かくていいのですが夏は暑くて仕方ありません。

夏のエアコン代が毎月1万円を超えます。

プランニングのときに断熱窓を勧められましたが、窓が大きいためにかなりのコストアップになってしまい断りました。

冬も、晴れた日中はいいのですが、夜間や雨の日はてきめんに室温が下がります。

もっとプロの意見をよく聞くべきだった。

 

マイホームを建設する場合、いろいろなことに対して検討する必要があります。

でないと上で紹介したように、理想の空間を作ったつもりのマイホームでも思わぬ落とし穴にはまってしまう場合もあります。

一生に一度のマイホームづくりで「失敗した!」とならないために、興味のないことほど意識的に情報を集めることをお勧めします。

 

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