家の話

県が取り組む子育て住宅支援制度 2017年11月現在~三重県ver.~

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空き家をリノベーションして三重県に住む

三重県では、これから三重県に住もうとしている方向けに、“空き家リノベーション支援事業”というものを行っています。この制度は、「空き家を改修して住もう」と思っている方に、工事費用の1/3(最大100万円まで)の補助金を出してくれるといった内容のものです。常の住宅としてではなく、別荘など週末に住むための場所も認められます。また、所有している空き家を売買または賃貸することを目的に改修を行う人も対象です。

 

補助金の対象者に該当・非該当、どちらの場合においても合わせて取り組みたいのが、改修業者の相見積もりをとることです。例えば、空き家の一部を解体する場合、これからの住居にお金をかけるためにも、解体費用はなるべく少なく抑えたいですよね。このとき相見積もりをとることで、「同じ解体でも、こんなに費用が変わるのか!」なんてことが起きてきます。同じ三重県の業者といえど、やはり会社によって金額・仕事内容は異なるもの。浮いたお金で、より良い間取りに変更したり・窓を増やしたり、より空き家を楽しむことができます。よく調べて検討してくださいね。

 

空き家(≒ストック建築)は、三重県だけでなく日本国全体の問題です。次から次へと新しいものを建てるのではなく、まだ使うことのできる建築を再利用する手段・使い手が求められています。あなたも国の問題の1つの解決に、取り組んでみてはいかがでしょう。

参考 http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000712822.pdf

 

ストック建築とは?

過去に建築された建物で現在使用されていないもの、いわゆる空き家となってしまっているのに、まだ使うことのできる建築を、ストック建築と呼びます。(同じような意味を表わす言葉として、建築ストック・住宅ストック・建設ストックなどが挙げられます)新築に比べて中古という呼び名だけで、買い手が減ってしまうために、ストック建築はどんどん増え続けているのが現状です。ストック建築が増え続ける問題は、日本だけに限ったことではなく、多くの海外都市でも起きています。

 

ちなみに三重県では毎月、住宅建設情報というものを県のホームページ上に掲載し、全国の住宅着工状況と三重県の住宅着工状況が比較できるようにしています。

 

リノベーションとリフォームの違い

リノベーションは、革新や修繕を意味する言葉。間取りを変更したり、床板や天井を剥がしたりして行う大きな変更(冷暖房設備の変更・水道管の変更等)はリノベーションとして扱われることが多いです。対してリフォームは悪い状態からの改良を意味します。一部什器(浴槽やトイレ等)を変更する場合や、壁紙を変更する等、軽微な変更はリフォームに該当します。明確な線引きはないものですが、リノベーションの方が大規模な工事を必要とする変更であると覚えておくと良いでしょう。

 

具体的なリノベーション例

では「リノベーション支援事業でもらったお金は、どんなふうに使えば良いの?」という方。例えば既存の壁・柱で抜くことができる場所は、抜いて取り払ってしまい間取りを変更するのはどうでしょう。住宅内への光と風の入り方が大きく変わるので、おすすめです。1つの空間が広くなり、家全体の見通しがよくなるので、動線を明確にできたり家族の気配も感じ取りやすくなったりします。そのためコミュニケーションの活性化も期待できます。壁の一部をくりぬいて、室内に窓をつくるのもおすすめです。窓ガラスをはめず、壁に穴をあけた状態のままにしてもおしゃれ。壁に厚みがある場合は、その開口部をちょっとした棚としても活用できます。

 

「立地や外観は気に入っているのだけど、うちの家族構成には部屋が小分けになりすぎている。」と、空き家の購入を渋っている場合にも覚えておいてほしい方法です。壁や柱に抜くことができるものがあることを覚えておくだけで、購入対象となる空き家の数はグンと増えるはずです。注文住宅を建築する際、どうしても建築当時の家族構成に合わせて、間取りを決定してしまいがちです。子育てが落ち着き、いざ夫婦2人だけで暮らすとなると広すぎてしまうなんてことも。そんな時は、少し小さな空き家を購入し、リノベーションして自分たちにあった暮らしを始めるチャンスでもあるのです。

 

子育て世帯なら特に高めたい防犯力

加えて軽微な変更やリフォームに該当する部分ですが、空き家を購入する際は、インターホンがきちんと作動するか確認することが重要です。作動しない(モニターがうつらない・通話ができない・チャイムが鳴らない止まらない)場合には、防犯力を高めるためにも早急に修理や交換を行うことが重要です。インターホンの主な故障原因は、見えない部分の部品の経年劣化。こればかりは、どうにも太刀打ちしようがありませんね。多くの住宅設備の寿命は、およそ10年といわれているので「築10年以上経つ空き家だから、このインターホンもたまたままだ稼働しているだけかな?」と疑いの目をもっておくと良いでしょう。空き家購入段階で故障が分かっている場合には、少しですが割引が期待できるかも。場合によっては、不動産販売業者が新品に付け替えてくれたり、部品交換を行ってくれたりもします。

 

三重県警察オフィシャルサイト上では、再発被害防止カードというものが紹介されています。これは空き巣や侵入窃盗の被害にあった家に向け、警察ないし鑑識がプロの目で見て「もっとここを〇〇にしたほうが、被害にあいにくくなりますよ」と教えてくれるカード。被害にあわないことが1番ですが、被害者向けのアフターケアがあるのが心強いですね。オフィシャルサイト上には、泥棒が嫌がる家・侵入されないためのワンポイントアドバイスなども掲載されているので、三重県の人に限らず、読んでほしい内容となっています。犯罪被害にあわない住居にしておくことは、子育て環境を守るためにも重要ですね。

 

おすすめのインターホン

ちなみにおすすめのインターホンは、カメラの視野が広くて、家族全員が簡単に使うことのできる操作性能のものです。「インターホンが鳴ったのに、カメラに誰も映っていない」なんて経験をしたことはありませんか?これでは来訪者の顔が確認ができず、インターホンの存在価値が半減してしまいますよね。今では、ほぼ真横まで(視野約170度)映すことのできるカメラが、インターホン内に組み込まれているものがあります。これならカメラに映らないほうが難しく、防犯性が非常に高まります。また簡単な操作性のものを選ぶことで、子どもや高齢者にも安心して留守番を頼むことができます。

 

+αの機能としては、インターホンを鳴らすと自動的に録画され、不在時に訪ねてきた人の顔を後から確認できる機能・モニター付きワイヤレス子機を接続して、親機から離れた場所でもインターホン操作ができる機能です。

 

子育ての一環として楽しみながら防犯対策

子どもと一緒に楽しみながら、住宅の防犯力を高める方法があります。それがお庭のガーデニング。四季折々の花が咲いていると、近所の人が「あら、今はこんな花が咲いているのね」「いつもこの家のお庭は綺麗だわ」と、あなたの住宅に目を向けてくれるようになります。そのため泥棒にとっては、「誰かが見ているかもしれないし、住人が水やりに出てくるかもしれない」とリスクの高い住宅になるのです。

 

ガーデニングなら、お子さんと一緒に楽しみながら行うことができますよね。葉やツタが生い茂り外部からの視覚を遮断するようなガーデニングは、かえって泥棒にとって好都合となってしまいます。日ごろの手入れを徹底してくださいね。ちなみに三重県の、県の木は神宮杉・県の花はハナショウブです。

 

長く使う事のできる住宅を建てる

これまで空き家をリフォーム・リノベーションする方向で、話を続けてきましたが、「やはりマイホームは新築じゃないと!」「自分で注文住宅を建てるのが、昔からの夢だった」なんて人もいらっしゃることと思います。そんな方におすすめなのが、長期優良住宅です。長期優良住宅とは、長い期間にわたって良い状態を保って利用することのできる住宅のこと。1つ1つの建材が、通常の住宅よりも良いものであったり、規制が厳しかったりすると思っていてください。建築期間も長くなりがちで、諸手続きや工事完了まで何かと大変なことも多いですが、長く使えるというのは、複数世代にわたってその住宅を楽しめるということ。ストック建築対策にもなります。

 

長期優良住宅に関する支援は、県ではなく国が主体となって動いています。国の支援に+αの支援を提供している県や市区町村もあるので、建築開始前に確認してみましょう。

 

建築専門家に相談

「特定のメーカーの人間ではなく、建築に詳しい誰かに住宅のことを相談できたら良いのになぁ」そんなときは、“みえの住まいの人材バンク”を活用しましょう。この制度は資格をもった建築専門家が、一般の人の耐震診断やバリアフリー改修・リフォームの悩み等に答えるべく、県の人材バンクに登録するというもの。対応していくる専門家は、地区ごとに分類され、住所・氏名・連絡先が県HP上に掲載されています。いちいち県を間に挟むことなく、直接専門家とやりとりできるのも良いところ。

 

ちなみに人材バンクに登録した人は、三重大学の講習を受けたり、県の講習を受けたりして、知識をより深めることに尽力しています。これなら安心して、相談できそうですね。

参考 http://www.pref.mie.lg.jp/JUTAKU/HP/35912031377.shtm

 

問題があっても県からの支援が

みえの住まいの人材バンクに登録している方に見てもらい、結果的に今住んでいる住宅に耐震補強の必要性がでてきたらどうしましょう。不安を抱えたままに、住み続けるのも日々辛いですよね。子育て世代ならなおさら、不安ではないでしょうか……。

 

いざ耐震補強設計補助・耐震補強工事を行うとなった場合も、県はきちんと支援を準備しているので安心してください。例えば耐震補強設計補助では、最大24万円の補助金を受けることが可能です。無料耐震診断制度の対象となる木造住宅であることが絶対条件となるため、支援を受けられる住宅に限りはありますが、もし対象住宅にお住みならば、この制度を活用しない手はありません。

 

ちなみに耐震診断は、住宅ができたときの図面(改修経験があれば、その時の図面も必要)と現況確認を行って、「この住宅に倒壊の危険性はないか?どうしたらもっと補強できるか」を調べるものです。現況確認では、内壁・外壁にクラックと呼ばれる亀裂が入っていないか、土台が腐ってはいないか等を目視で確認します。必要に応じて天袋や床下収納も開けて確認するので、診断日にはできる限り家の中を片付けておくことが重要です。

参考 http://www.pref.mie.lg.jp/JUTAKU/HP/45084031384.htm

 

ひとり親家庭向けのサポートが充実

ひとり親家庭へのサポートとして、児童扶養手当・母子父子寡婦福祉資金貸付制度・一人親家庭等医療助成・母子生活支援施設・母子父子寡婦家庭への家庭生活支援員派遣・高等職業訓練促進 給付金の支給 等を行っています。

 

このなかで住宅に関するものは、母子父子寡婦福祉資金貸付制度です。低利または無利子で資金を貸してくれる制度で、住宅を補修したり増改築したりと、借りた資金をある程度自由に使うことができます。金銭面のサポートをしてくれるところがあると、理想の住宅を実現しやすくなり助かりますね。資金の種類によって、貸付限度額や条件が定められているので、片親で子育てに励んでいる方はぜひ調べて活用してくださいね。

 

また母子生活支援施設では、住居に関する相談にものってくれます。母親と18歳未満の子どもを一緒に保護し、自立を促進する施設を県内で5箇所運営しているのも特徴です。母親も一緒というのが良いですよね、安心して子どもを産んで育てることができます。住宅探しは、不動産屋だけでしか行えないものでないことを覚えておきましょう。

参考 http://www.pref.mie.lg.jp/D1KODOMO/000117889.htm

 

県の支援を活用してお買い物

三重県には、県内のスーパーマーケットや協賛店で利用することのできる“子育て応援クーポン”というものがあります。18歳未満の子どもがいる子育て家庭や妊婦がいる家庭が取得対象で、これを提示すれば、割引やサービスなどを受けられます。

 

スマートフォン・PC・往復はがきから取得することができるので、取得しておいて損はないでしょう。協賛店には、シンボルマークの入ったステッカーが貼ってあります。日々の節約は、理想の住宅を実現させるための資金作りに必要不可欠。頑張りましょう!

 

参考:http://www.pref.mie.lg.jp/D1KODOMO/000177550.htm

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