家の話

注文住宅とは?実は誤解している人が多い注文住宅の定義

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注文住宅とは?どんなものなの?

 

マイホームを検討中の方の中には、注文住宅を建てたいと思っている方もきっと多いと思います。

 

注文住宅であれば、建物を建築する前の計画段階から関わることができますので、ご家族の希望する家を建築する事が可能です。途中のわくわく感もたっぷり味わえますし、家づくりではじめて奥様やご主人の普段考えていることがしっかり解って、より仲の良いご家族になる風景もよく見ていてます。その過程で、夫婦ゲンカか起こる場合もあります。家づくりを通じて、家族のお金のことに関してしっかりと考えて、将来のことを見通せるようになったとご感想をいただく場合もあります。

 

とにかく家づくりの醍醐味をしっかりと味わえるのが注文住宅なのですが、注意すべきところもありますのでいくつか紹介していきましょう。

 

■そもそも注文住宅とは?

 

注文住宅とは、いわば「住宅のオーダーメイド」だと思ってもらえればわかりやすいと思います。既存の既に建っている住宅を購入するのではなく、土地を購入して建築を担当する工務店の社長やスタッフとしっかり話し合って、どのような建物を作るか決めていく方式になります。

 

注文住宅とはオーダーメイド方式なので、自分の希望する空間を作ることが可能です。「中庭のある住宅を」とか「吹き抜けのリビングがいい」といった既存の住宅ではなかなか実現が難しい内容をデザインしてもらうことが可能です。2世帯住宅や、平屋の住宅、さらにはご夫婦両方のご両親と同居などという話もよく聞くようになりました。また、ご家族の人数に合わせた設計も可能です。

 

プロから言わせてもらうと構造上や法律上それは出来ないというご要望もありますが、基本的に自分の希望する住宅を建設できるのが注文住宅の最大の特色といえると思います。

 

建売住宅の場合、すでに建設完了した建物を購入する形になります。しかし注文住宅の場合、まず土地を購入して、そこから工務店と話し合いをしてどんな建物を作るかを決めていきます。つまり建物を建築前の段階で契約する事ができます。つまり実際の間取りの決定、土地の売買契約、さらに役所への申請、建築許可を経て、地鎮祭の後に着工して、上棟式などをおこない、細かい建設途中で現場に出かけ、状態をチェック、さらには引き渡しまでの全てのご自分の家の建築に関わる全てのことに関与することが可能です。

 

配管や構造はすでに建築し終わった後だとなかなかチェックできません。しかし注文住宅であれば、骨組みや基礎の段階から確認できます。また建設の段階で現場担当者にいろいろと質問することもできるので、安心してマイホームを購入できるのも特徴の一つだと思います。

 

また、性能に関しても納得した上で決めることが可能です。耐震性能、断熱性能、照明の位置や数、コンセントの数やそれぞれの部屋の防音性能を変えることも出来れば、収納計画をしっかり考えてものがあるべきところにある家づくりが可能です。

 

外壁の色、素材、リビングや寝室、子供部屋の壁紙の色や、しっくいや珪藻土の塗り壁、無垢の床、大理石の玄関なども選ぶことも可能です。

 

最近では、お子様のためにハンモック、ボルタリングといって壁に登るための足場、吹き抜きにシーリングファン、2階から消防署のようにおりてくるポールを作る事もできます。滑り台もできますし、昔の家のように大きな大黒柱もつくれます。アメリカの田舎の家のようなむき出しの張りなども出来ますし、フランスの田舎にある様な塗り壁の家もできます。シアタールーム、ご主人の書斎、奥様の家事室、お子様の勉強コーナーなどなどありとあらゆるアイデアが実現できます。

 

雑誌で見たあこがれのもの、海外旅行で行ったあの地方の家、家族旅行で見かけたあの建物なども写真があれば再現が可能です。

 

インナーガレージ、カーポート、大きな木、桜を植えて花見、ガーデニング、芝生を植えてゴルフの練習。大きな物置にサーフィンやスキー、スノーボードをしまう事も可能です。リビングにお気に入りの自転車、釣り道具などを飾ることも出来ます。車いすでも楽々出入りできるアプローチも出来ます。

 

とにかくやってみたいことは一度相談してみてください。わくわくどきどきが注文住宅の醍醐味です。

 

■注文住宅は建売よりも高い?

 

いろんな事ができるのはよく解ったけれど、注文住宅を実際に建てるのは躊躇(ちゅうちょ)してしまうという話はしばしば聞かれます。その中でも大きいのは、「注文住宅はお金がかかるから」という理由を挙げる人は多いような気がします。

 

確かにいろいろと住宅にこだわりがあって、それをすべて実現しようとなると同じような敷地面積・広さの建売住宅と比較して、数百万円単位で総額が変わってくることもあるでしょう。

 

ですが、注文住宅のいいところとして、逆に考えれば、お客様1人1人の優先度合いを考えて、いろいろと費用の調整の出来る点も着目してはいかがでしょうか。たとえば「リビングは快適な空間にしたいからしっかりこだわりたい」と思ったとします。するとリビングにかかる費用は若干高額になるかもしれません。でもほかの部屋のコストをコンパクトにまとめることで、全体の予算を合わせることもできるわけです。たいしてこだわりのない部屋については、建築資材を安いグレードのものにするとか、シンプルな作りにしてコストを抑えることも可能です。

 

また最初のうちは全部のこだわりをひとつひとつどのぐらいの予算でできるのかを検討していって、それを足したり、引いたりしながら、見積もりを取ることができます。そして最終的に住宅ローンの借入額と月々の返済額、さらには手元資金とご両親などからの援助などを全て加味した予算に調整することもできます。このように注文住宅でもいろいろと工夫をすれば、自分の求める予算で物件を建築することも可能です。

 

■どうやって費用を抑えることができる?

 

予算調整できるといっても、そんなに簡単に費用を抑えることができるの?と疑問に感じる人もいらっしゃるでしょう。ですが住宅業界で仕事をしている私からみれば、いろいろと予算を抑えるポイントがあるのです。たとえばトイレを見てみましょう。最近のトイレを見てみると、タンクレスのものが主流になりつつあります。一見かっこいいですが、タンクレスのトイレは費用がかかるのがネックです。タンクレスの便器がどうしても高くなってしまいます。また、タンクレスということは手洗いを別に設ける必要があります。手洗いには給水も排水も必要になります。こう考えると、普通の便器の上部に手洗いがあるタイプと比べると10万円以上差が開く場合もあるのです。最近は、ほとんどありませんがシャワートイレ(ウォシュレットなど)がなくてもかまわないと思うのであれば、ここでも費用を少しはカットできます。また便座を温める機能も無くせばコストカットが可能です。冬場便座がつめたいと厳しいのでは、と思う人もいるでしょう。でも便座カバーをつけておけば、ひんやりとした不快な感触もなく、問題なく使用できます。トイレ1カ所だけで最大20万円程度のコストダウンが可能です。また、2階にといれば必要なければ、それだけコストを下げることが可能です。

 

あと意外と注目してほしいのが、カーテンレールがあります。カーテンレールについてあまりこだわらない人も多いと思いますが、ここは意外と予算調整できるポイントだと思います。というのもカーテンレールはピンキリで、最も高いものと安いものとでは20倍以上も違ってくるのです。

 

その他に、キッチンやお風呂のグレードやオプションの有無、リビング、寝室などの居室では床や壁の材料、間取りの工夫、総2階の家にして建物の表面積を小さくして外壁面積を減らすなど、このように大きなものから細かなアイテムの費用などもしっかりとこだわる事によって、予算調整も十分に可能なのが注文住宅になっています。

 

■勉強することも必要

 

とにかくお客様が納得できる注文住宅とは、正しくこだわることが大事です。そのためには住宅建設に関する勉強を住宅会社の方と一緒に施主の方もしっかり行うことが大事です。注文住宅で納得できる建物を作るためには、家づくりに関する正しい知識を持つことが大事です。

 

業者に希望する物件のイメージを共有してもらうためには何度も綿密な打ち合わせを行う必要があります。この打ち合わせが不十分だと、自分のイメージと違う住宅が完成してしまって、せっかく注文住宅を建設した意味がなくなってしまうといった事態も考えられます。

 

住宅を購入するにあたってできるだけ早く入居したい人はともかく、面倒なことは嫌いという人も、住宅会社のリードで注文住宅はとても良い選択肢です。

 

また注文住宅を建設しようと思っているのであれば、家族としっかり話し合いを行うことも大事です。家づくりのことに関して深く勉強するよりも、実はこちらの方がコストと仕様のバランスを考える上でも重要だったりします。というのは、家族の中でもいろいろなマイホームに関する希望があり、ご主人様、奥様だけではなくお子様やお金を出してくれるご両親や祖父母にも要望、願いなどがあるのからなのです。

 

まずは、一緒に住む家族の間でどんな家に住みたいか話し合って、全員の希望の条件を出し合ってみましょう。普段家事をしない旦那さんも多いかもしれませんが、そご主人からすればキッチンをどうすればいいのか、あまりこだわりはないでしょう。しかし炊事洗濯をしている奥様の中には、希望する条件が色々とある方も多いと思います。キッチンの色、メーカー、水栓の形、天板などの材料(人工大理石やステンレス)、IHが良いのかガスが良いのか、食洗機はいるのか、吊り戸棚は必要か、キッチン収納はどうするのかなどなどです。

 

お子様のいるご家庭の場合、お子様の意見も聞いた方が絶対にいいです。ただしお子様が小さい場合は、あまり参考になる意見が出ないかもしれません。ですが、意見を必ず聞くということが実は大切で、それが自分が決めた家という感覚になって、大切にしたいという思いに繋がるわけです。

 

また、一緒に住む住まないに関わらず、ご両親の意見はなからず聞いてください。特に資金提供を受ける場合はいちいち相談すると喜んで貰えるものですし、後々気に入った家を建てるときに反対されるとガッカリします。実際にご両親の反対で泣く泣く家づくりをあきらめた方もいらっしゃいますので、相談は早めが良いと思います。

 

祖父母がご存命の場合は、一言話をしておくと援助の話がでる場合もありますので、ご両親と相談の上祖父母の方にも話だけでもしておくと良いと思います。

 

■土地選びも重要なポイント

 

注文住宅とは、家族の希望を活かした住宅を建築できるというメリットがあります。しかし、家づくりにおいてとても重要なのは、土地をどうするかという問題です。

 

実は土地が占める要素というのはとても多いのです。たとえば上下水道の配管が土地に有るのかないのか、傾斜地なのか、平坦な土地なのか、道路に対して高いのか低いのか、南に道路があるのかの、東にあるのかなどによってプランニングががらっと変わってきます。また地盤が悪く土地に100万円以上かけないと家が建てられない場所もあります。また、密集地では希望の間取りにすると3階建てが必要になったり、となりの窓を避けてプランすると日照が充分取り込めない場合もあり得ます。

 

これらの場合は、間取りなども自由にできなくなって、せっかくの注文住宅のメリットも半減してしまう恐れがあります。都市計画法や建築基準法など関連する法律がありますので、このような法律に引っかかる土地ではないかチェックしてみてください。

 

そのような意味からも土地選びはまず住宅会社、工務店を決めてからの方が良いと思っています。

 

そのほかにも周辺環境などもチェックしておくといいと思います。生活しやすい環境が整っているのかどうか、現地見学した際には周りをちょっと散歩してみるのもいいと思います。特に電車やバスで通勤・通学する場合には、最寄りバス停、駅まで歩いてみるといいでしょう。チラシなどに書かれている最寄り駅までにかかる時間ですが、分速80メートルで単純計算したものです。分速80メートルは結構な早足ですし、信号や踏切待ちなども考慮されていないので最寄りのバス停、駅までは広告よりも多くかかるという印象を持つ方もいます。

 

注文住宅とは、オーダーメイド形式で建築できるので自分のこだわりの詰まったマイホームが実現できます。しかしそのためには、何度も業者と打ち合わせするなど手間暇をかける必要があります。粘り強く「なにがなんでもこだわりのマイホームを作るんだ」という意気込みを持って、注文住宅に取り組んでいってください。それでも、家づくりはわくわくするものです。皆さんにも、そのわくわくを是非とも体験してもらいたいと思います。

 

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