お金の話

注文住宅の予算はどうやって決めましたか?経験者7人に聞いてみました

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

注文住宅は建てたいけど、予算はいくらぐらいで考えたらいいの?とお悩みの人、結構多いと思います。もちろん、ご家庭によって設定される予算は違いますが、そもそも予算の考え方がわからない場合もあるでしょう。

 

結局どの程度のお金がかかったのか?今回は、いろんなご家庭のご主人に実際にかかった費用や予算決めのポイントを語っていただきました。体験談が予算決めの参考なればうれしいです。

 

1)年収430万円で2300万円の家を建てました!

夫婦と子ども1人の3人家族。年収は430万程度で2300万円(そのうち540万円が土地代)の家を建てました。家を建てようと思ったのは、家賃を支払うのがもったいない気がしたからです。

 

マイホームに関して、家族それぞれ理想がありました。もちろん、予算の都合ですべての希望が通るとは思っていませんでしたが、それでも、私たちの考えた予算内で実現を目指してくれる会社を探しました。

 

住宅ローンの金利タイプは変動型

変動型は、全期間固定型や固定期間選択型の2つに比べて、低金利で借りられるのが特徴と聞きました。将来、金利が上がると返済額も上がる可能性がありますが、変動型と固定型の総支払額には結構差があったんです。もし金利が上がっても、この差を上回る金額にはならないだろうと考えました。

 

金額は、当時賃貸で支払っていた家賃と同じくらいの月7万円台。資金が少なくて頭金はゼロに……。ボーナス時の加算はなしにして、35年返済の条件で試算してもらいました。月給で支払える額を設定したため、不安を抱えることなく堅実にローンを返済できていると思います。

 

ローンで、ボーナス時の加算をなしにしたので、ボーナスのお金は貯蓄しておき、金利上昇時に繰り上げ返済しやすいように工夫しています。

 

予算決めのポイント ボーナスに頼りすぎない

予算を考えるにあたって、賃貸で支払っている金額を参考にしました。もともと、注文住宅を建てようと思ったきっかけが、「賃料がもったいない」と感じたことだったので、賃料がひとつの目安になりました。

 

あとは、ボーナス込みで収入を考えないことにしました。ボーナスは、会社の景気に左右されて減額される心配がありますし、最悪ゼロになってしまうことがあるからです。妻のパート収入もありましたが、妻が体調を崩したり、子育てが忙しくなったりして働けなくなったら大変なので、無理のない返済額を設定しました。

 

2)年収460万で2590万円の家を建てました!

夫婦と子ども2人の4人家族。年収は460万程度で2590万円(そのうち460万円が土地代)の家を建てました。ペットを飼ったり、のびのび子どもたちが遊んだりできる空間を求めて、注文住宅を検討し始めました。住んでいたマンションのローンが残っていましたが、売却することで、そちらのローンはほぼ完済できると考え、注文住宅を選択しました。

 

住宅ローンの金利タイプは全期間固定型

全期間固定型のローンは、金利が上がっても返済額は完済まで固定です。借入するときに、総返済額が決まるので資金計画を立てやすいと思い全期間固定型にしました。

 

頭金に110万円支払い、住宅ローンの借入額を2480万円に設定。月々の支払い額が9.1万円、30年で完済できるように組みました。ボーナス時の加算額はなしで金利は1.95%です。返済額が一定でないと、返済の見通しがつかなかったり、将来が心配になったりするタイプだったので、全期間固定型にしてよかったと思います。ただ、ほかのローンと比べると金利がやや高いのも事実なので、繰り上げ返済をして早く完済できるように頑張ります!

 

予算決めのポイント 手取り金額と支出をシミュレーション

いくらローンで借入ができるか、ではなく「月々いくらなら返済できるか」を意識して計画しました。このとき、収入を正確に把握するために、お給料の額面ではなく、税金や保険料などが天引きされた手取りの金額で考えるのがポイントです。額面で考えると予算の幅が広がりますが、現実は手取り金額から返済することになりますから。

 

新居には固定資産税がかかること、家が広くなると光熱費が増えることなど住宅会社の方がアドバイスしてくれました。子どもがいるので、教育費なども含めて未来の支出額をシミュレーション。手取り額から未来の支出額を差し引いて、住宅ローンに回せる金額を割り出しました。

 

3) 年収480万で3800万円の家を建てました!

夫婦と子どもが2人の4人家族。年収は480万程度で3800万円(そのうち1200万円が土地代)の家を建てました。低金利の今なら購入できると考え、注文住宅を検討し始めました。そのことを両親に相談したら、1000万円も贈与してくれることになったんです。

 

住宅ローンの金利タイプは変動型

贈与してもらった金額のうち800万円を頭金にし、ローン借入額を3000万円に設定。毎月9万円を35年で返済できるようにしました。変動型は、将来金利が上がると返済額がアップする可能性がありますが、しばらくは低金利が続くだろうと金利の低い変動型を選びました。

 

予算決めのポイント 贈与税のルールを押さえる

もともとは3000万円くらいで家を建てたいと考えていました。でも、両親からの援助があったので予算を少し上げて、そのぶん家族の希望を反映した家作りを目指しました。

 

自分なりに住宅資金の贈与のルールを勉強しました。住宅資金の贈与は一定額まで非課税だそうで、私たちのケースもそうでした。住宅の購入、新築、増改築等の契約を結ぶための資金を親や祖父母などからもらう際、消費税8%の物件なら最大1200万円まで贈与税がかからないんです。なので、1200万円に110万円(基礎控除額)を足した1310万円まで贈与税がゼロになります。この制度を、「住宅取得等資金贈与の非課税」といいます。

 

ほかにもいくつかルールがあるので、もし両親からの贈与を受けるなら、自分が該当するかを確認してみてください。住宅会社の人に相談するのもいいと思います。せっかく援助をしてもらったお金です。大事に使わないともったいないです。

 

4)年収550万で2850万円の家を建てました!

夫婦と子ども1人の3人家族。年収は550万程度で2850万円(そのうち600万円が土地代)の家を建てました。将来、家族それぞれが趣味を楽しんだり、のびのび過ごせるマイホームに憧れて、注文住宅を検討するようになりました。自分たちで220万円を用意して、両親から 500万円を贈与してもらいました。

 

もともとは2700万円程度で予算を立てていましたが、土地の購入に仲介手数料に20万円、土地改良費に100万円がプラスされてしまいました。家のことばかり考え、土地に関する出費に無頓着だったのは失敗でした。

 

住宅ローンの金利タイプは固定期間選択型

固定期間選択型は、3年、5年、10年など選んだ期間中は金利が固定され、返済額も変わりません。固定期間が終了したら、変動型か固定型を選べます。なので、教育費がかかるうちは金利を固定して、妻が働けるようになったら変動型に変えようと思っています。ライフスタイルに合わせられるので安心です。

 

400万円を頭金にして、住宅ローン借入額 2450万円にしました。月々の支払いは8.2万円。ボーナス時の加算額はなしで、35年で返済してきます。

 

予算決めのポイント 予期せぬ出費があることも

いざ家を建てようと思ったら、その土地が軟弱地盤だと判明……。予期せぬ出費で100万円の予算オーバーでした。さらに、土地購入の仲介手数料の20万円も見落としていて、合計120万円の予算オーバーでした。

 

予算内で建てたいと意気込んでいたため落胆しました。積極的に住宅会社の人に質問しておけば防げた失敗だと思うので、土地に関することも住宅会社の人に相談することをオススメします。

 

5)年収600万で3600万円の家を建てました!

夫婦と子ども2人の4人家族。年収は600万程度で3600万円の家を建てました。自己資金 として1750万円(そのうち贈与してもらったのが350万円)を準備しました。いつかはマイホームが欲しいなぁ。と思っていて、資金が溜まってきたので行動に移しました。家事をしやすいように工夫したので、妻も家事の負担が減って喜んでいます。子どもが走り回る足音も気になりません。

 

住宅ローンの金利タイプは全期間固定型

市場の金利が上がっても返済額は完済まで固定なので、生涯の支払金額が最初にわかって安心できました。いつ金利が上がるんだろう……なんて不安もありません。

 

お金を貯めたおかげで頭金を多めに出したので、返済期間を短くできました。1600万円を頭金にして、残りの2000万円をローンで返済しています。月々7万円支払い、20年間で返済する予定です。もっと返済期間を短くするため、ボーナス時の返済はやや多めにしました。

 

予算決めのポイント 目標金額を決めて貯蓄

こつこつと目標金額を決めて貯蓄しました。ただ、「貯蓄している間に無駄な家賃を払い続けるともったいない」という思いもあったので、目標額に達したら行動に移しました。

 

最近の住宅ローンは低金利なので、資金が少なくても大丈夫と思う人もいるかもしれませんが、私たちは、借り入れる金額を少なくしたかったので頭金を1600万円払いました。普段の買い物でも、ローンやリボ払いは避けるタイプで、早く完済したかったんです。

 

住宅を購入するとき、現金で必要なお金はそれほど大きくないといわれているので、自己資金が少なくてもマイホームは建てられるそうですが、お金を借りていることには変わりないので、10年後、20年後……無理なく返せるプランを組んだ方がいいと思います。

 

6)年収740万で2720万円の家を建てました!

夫婦と子ども1人、夫の両親の5人家族。年収は740万程度で2720万円の家を建てました。築19年の実家を建て替えたため、土地代は0万円。建築費にお金を注ぐことができました。実家はそれほど不便ではありませんでしたが、母の介護などもあり暮らしやすい家を建てました。

 

住宅ローンの金利タイプは固定期間選択型

固定期間選択型にして、金利の固定期間終了後、そのときの生活に合わせて変動型か固定型かを選ぶことにしました。自己資金は550万円(そのうち贈与してもらったのが350万円)で、520万円を頭金にしました。

 

住宅ローン借入額が2200万円で、月々10万円を20年間支払います。ボーナス時加算額は14万円。夫婦ともに40代なので、退職までに完済できるように組んでいます。

 

予算決めのポイント ローンを組むなら早めに

ローンを組むなら早めにしようと思い、建て替えを決意。年をとったら収入が減るし、退職となると収入がなくなる可能性もあるので心配でした。30歳なら35年ローンでも65歳までに完済できます。ですが、私たちは40歳。「のんびりしていられないな」と思いました。年齢的なこともあり、20年間で返済できるプランを組んだんです。

 

また、返済期間が長いと利息の支払額が大きくなります。その結果、返済金額も増えてしまうので、返済金額を減らすという意味でも支払時期を短くしました。

 

住宅購入に躊躇している人には、早めにマイホームを視野にいれることを勧めたいです。早い段階から検討を始めることで、選択肢が広がります。いろいろ考えると、「自己資金が○○円貯蓄できたら、家を建てよう!」などの具体的な目標を建てられるかもしれません。それどころか、今からでも建てられるかも。と思うプランが見つかる可能性もあります。

 

7)年収820万で4750万円の家を建てました!

夫婦と子ども1人の3人家族。年収は820万程度で4750万円(そのうち650万円が土地代)の家を建てました。第一子の子育て中のとき、妻は時短勤務中でした。今後、私たちは第二子を希望していて、妻の収入が少なくなっても返済できる額を相談しました。

 

住宅ローンの金利タイプは変動型

変動型は、将来金利が上がると返済額がアップするかもしれません。なので、収入が低い時期を想定して返済額を考えました。夫婦共働きなので、住宅ローンを2人で分けて借りています。そうすることで、ローン控除も2人分受けられるんです。

 

頭金が650万円で、住宅ローンの借入額を4100万円にしました。2人で分担しているので、夫が2800万円、妻が1300万円を35年かけて支払います。

 

予算決めのポイント 無理なく返済できる金額を設定する

月々の返済額を返せるギリギリの額にするのではなく、1万円ほど余裕をもたせて設定しました。第二子を授かったら、妻の収入が減ってしまうかもしれません。なので、ゆとりある設定額にしておいてよかったと思います。

 

注文住宅の予算を立ててみよう!

注文住宅を建てるためにはお金が必要です。そのため、予算を立てることが非常に大切。まずは、今の収入から支出を計算するだけでなく、将来のライフスタイルをシミュレーションしてみましょう。

 

手取りの収入はいくらですか?食費や光熱費は?教育費は?老後の蓄えは?毎年かかる税金の額は?細かい項目を手取りの金額から差し引いて、住宅ローンにいくら回せるかを考えます。

 

さらに、家のメンテナンス・リフォーム費用は確保できているのか?将来的に家族の人数は変わらないのか?考える項目はたくさんあります。頭が混乱して、上手に資産計画ができない場合は、住宅会社に相談してみましょう。住宅会社の営業マンは資産計画にも詳しい場合が多いです。

 

家庭によって収入や価値観が違うため、資産計画の内容も異なります。今回紹介した経験談は、あくまで参考程度にとどめていただき、あなたのご家庭にピッタリな計画を練っていただけたらと思います。お金の計算はややこしいですが、注文住宅を建てるために必要なプロセスだと思って頑張ってくださいね。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。